エックスサーバーは国内でも人気が高く、WordPressを始めるうえで欠かせない存在です。
しかし、初期設定を怠ってしまうと、サイト表示の不具合やセキュリティ面でのリスクが増すかもしれません。
最初にしっかりと準備しておけば、その後のブログ運営が格段にスムーズになります。
本記事では、エックスサーバー契約後にまず行うべき手順や注意点を分かりやすくまとめました。
これを押さえて、快適なWordPressライフをスタートさせましょう。
エックスサーバーでやるべき初期設定4選
エックスサーバーはその高速性と安定性から多くのブロガーに支持されていますが、WordPressを始める前にまず初期設定を完了させることが不可欠です。
これにより、サイトのパフォーマンス向上はもちろん、セキュリティ強化やトラブル防止にもつながるので、ぜひやっておきましょう。
そこで、エックスサーバーを最大限に活用するための初期設定4選を解説します。
ご自身のサーバーパネルに合わせてタブを変更してください
現在、管理パネルは新サーバーパネルで表示されおり、「旧デザインに切り替え」をクリックすると、旧サーバーパネルに切り替えることが可能です。

.htaccess編集:Webサイトを常時SSL化
「.htaccess」は、Webサーバーの動作をディレクトリ単位で制御できるファイルです。
Webサイトのセキュリティ強化やユーザーの利便性向上に役立ちます。
ご自身のサーバーパネルに合わせてタブを変更してください
- 「.htaccess編集」をクリック
-
ホームページにある「.htaccess編集」メニューをクリックしてください。
- 「 .htaccess編集画面」を表示
-
対象ドメインの右端にあるをクリックします。
- コードを入力
-
.htaccessの編集画面に移動したら、以下のコードを入力してください。
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
下の画像と同じ場所にコピー&ペーストしましょう。
- htaccessファイルを保存
-
ページを下にスクロールして設定するをクリックし、.htaccessファイルを保存します。
- コードが反映されているか確認
-
設定した内容が「.htaccess」に反映されているか確認しておきましょう。
以上で、常時SSL化の設定は終了です。
しかし、これだけでは常時SSL化は不十分です。
PHP ver.切替:推奨verに変更
エックスサーバーでドメインを設定する際、場合によってはPHPが「非推奨のバージョン」または「古い推奨バージョン」に設定されている可能性があります。
PHPのバージョンによっては、セキュリティの脆弱性が修正されていたり、プログラムの高速化が図られている場合があるため、変更しておきましょう。
ご自身のサーバーパネルに合わせてタブを変更してください
エックスサーバーでドメインを設定する際、場合によってはPHPが「非推奨のバージョン」または「古い推奨バージョン」に設定されている可能性があります。
PHPのバージョンによっては、セキュリティの脆弱性が修正されていたり、プログラムの高速化が図られている場合があるため、変更しておきましょう。
- 「PHP Ver.切替」メニューをクリック
-
PHPにある「PHP Ver.切替」メニューをクリックしてください。
- PHPバージョン切替画面を表示
-
右端にあるをクリックします。
- PHPを推奨または最新バージョンに変更
-
PHPを推奨または最新バージョンに変更して、設定するをクリックしてください。
- 設定したPHPになっいるか確認
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最後に、PHPが設定したバージョンになっているか確認しておきましょう。
Xアクセラレータ・サイトの高速化と同時アクセス数の拡張
「Xアクセラレータ」は、Webサイトを高速・安定化させるための機能です。
Xアクセラレータには、Ver.1とVer.2があり当然バージョンが高い方が高速化されています。
しかし、相性の問題か不明ですが、Ver.2はWordPressのバージョンによっては不安定になり、エラーが発生することがあります。
そのため、OFFにするかVer.1に変更しておきましょう。
エラーが起きなければ、Ver.2のままで大丈夫です。
ご自身のサーバーパネルに合わせてタブを変更してください
- 「Xアクセラレータ」メニューをクリック
-
高速化にある「Xアクセラレータ」メニューをクリックします。
- Xアクセラレータ設定画面を表示
-
右端にあるをクリックします。
- Xアクセラレータのバージョンを変更
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Xアクセラレータ設定を「Xアクセラレータ Ver.1(Ver.1でもエラーが出る場合はOFF)」に変更して、設定するをクリックしてください。
- 設定したバージョンになっているか確認
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最後に、Xアクセラレータが設定したバージョンになっているか確認しておきましょう。
WAF設定・セキュリティの強化
WAF(Web Application Firewall)は、WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃からWebサイトやアプリケーションを保護することが可能です。
不正アクセスからサイトを保護し、WordPressなどのWebアプリケーションの安全性を向上することができます。
WordPressはたびたび脆弱性が見つかったり、不正ログインの報告が相次いだりするため、セキュリティ対策をしっかり行っておきましょう。
ご自身のサーバーパネルに合わせてタブを変更してください
- 「WAF設定」メニューをクリック
-
セキュリティにある「WAF設定」メニューをクリックします。
- すべてのWAF設定をON
-
基本的に、設定項目にあるWAF設定のすべてをONしてください。
- 設定の反映を待つ
-
以下の画像のように、「反映待ち」と表示されるため、設定が反映されるまで最大1時間ほどかかります。
「反映待ち」の表示が消えるまで、気長に待ちましょう。
初期設定を見直して高速・安全なサイトを実現しよう
今回は、ブログを始める前にエックスサーバーでやるべき初期設定について解説しました。
エックスサーバーは、WordPressブログ運用に最適な高性能レンタルサーバーです。
初期設定をしっかり行うことで、ブログ運営に不可欠なサイトの高速化、安定性向上、そしてセキュリティ強化が実現できます。
特に、.htaccess編集による常時SSL化設定、PHPバージョンの切替、Xアクセラレータの設定、WAF設定は、すぐにでも実施すべき重要な設定です。
快適で安心かつ安全に作業できる環境作って、快適なブログライフを始めましょう。
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