WordPressをインストールしたばかりのあなた、そのままサイトを公開していませんか。
実は、初期設定をしないまま運営すると、セキュリティリスクや表示崩れ、思わぬトラブルに繋がることがあります
せっかく作ったサイトを守るためにも、最初の設定がとても重要です。
この記事では、初心者でもできる「最低限の初期設定」をわかりやすく解説します!
安全で快適なサイト運営の第一歩を、一緒に始めましょう。
最低限の初期設定が必要な理由

WordPressはインストール直後の状態でもすぐにサイトを公開できますが、最低限の初期設定をしないまま運用すると次のようなリスクが発生します。
- セキュリティリスクの増加
- SEOの悪化による集客力の低下
- ユーザーの信頼性や満足度の低下
この他にもリスクはありますが、初期設定はサイトの安全性・信頼性・使いやすさを高めるために不可欠です。
この記事を参考に、しっかりとWordPressの設定を整えていきましょう!
設定・一般
サイト全体の基本的な情報や動作に関する設定を行うことができます。
この設定はサイトの運営や表示に直接影響するため、最初に確認しておくことが重要です。
サイトのタイトル・キャッチフレーズ

WordPressサイトの第一印象を決めるのが「タイトル」と「キャッチフレーズ」です。
サイトを訪れるユーザーだけでなく、検索結果にも表示されるため、ブログの第一印象を左右する非常に重要な役割を果たします。
タイトルやキャッチフレーズは、読者の興味を引き、サイトへの訪問を促す効果もあるので、ブログのコンセプトに合った、印象に残りやすく覚えやすいものを考えることが大切です。
- 1.一般設定の画面を表示
-
ダッシュボードの「設定」から「一般」をクリックしてください。
- 2.「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」を入力
-
「サイトのタイトル」はWordPressをインストールする際に入力されていますが、「キャッチフレーズ」は入力されていません。
WordPressのキャッチフレーズには特に使用できる文字や文字数制限はありませんが、SEOやデザインの観点から短く簡潔にまとめるのが推奨されます。
まだ決めかねている方は、後でも大丈夫ですが早めに決めておきましょう。
- 3. 設定の保存
-
最後に設定を保存をクリックすれば完了です。
「サイトアイコン」は「ファビコン(Favicon)」とも呼ばれるもので、ウェブサイトを見分けるための小さなアイコンです。
ブラウザーでタイトルの左横に表示されるアイコンが「サイトアイコン」になります。
サイトの認知度アップ、、信頼感の向上などにつながりますので、ぜひ設置しておきましょう。

そのほか以下のような時もサイトアイコンは使われます。
- ブックマークバーやお気に入り:
- サイトをブックマークした際、サイト名の横に表示されます。
- スマートフォンのホーム画面
- ウェブサイトをショートカットとして保存した場合、アプリアイコンのように表示されます。
操作方法を知りたい方は、こちらをクリックしてご確認ください。
サイトサイコンの設置方法
- 1. 一般設定の画面を表示
-
ダッシュボードの「設定」から「一般」をクリックしてください。
- 2.「サイトアイコンを選択」を表示
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「サイトアイコンを選択」をクリックして、メディアのアップロード画面表示させます。
- 3. サイトアイコンをアップロード
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「サイトアイコンを選択」のアップロード画面に移行したら、画像ファイルをアップロードしてください。
その後、サイトアイコンが選択されていることを確認し、右下のサイトアイコンとして設定をクリックします。 - 4. サイトアイコンを調整
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画像切り抜きでサイトアイコンを調整し、右下にある画像切り抜きをクリックしたら設定完了です。
最初に戻り、しっかりと設定されているか確認しておきましょう。
サイトのSSL化
サイトのSSL化は、Webサイトとユーザー間の通信を暗号化し、個人情報の盗聴や改ざんを防ぐために重要です。
ブラウザ上で「保護されていない通信」と表示されるのを防ぎ、訪問者に安心感を与えることができます。
また、Googleの検索順位向上にも影響し、SEO対策としても有効です。
信頼性向上とセキュリティ強化のため、SSL化はすぐにでもやっておきましょう。
- 1. 一般設定の画面を表示
-
ダッシュボードの「設定」から「一般」をクリックしてください。
- 2. URLをhttpsに変更
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WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)がデフォルトでは、http://~になっています。
操作は簡単で、どちらも「http」の後にsを付け加えて「https」にするだけです。
その他の文字が入っていないか、「s」が抜けていないかなど、間違いがないか確認しておきましょう。
- 3. 設定の保存
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最後に設定を保存をクリックすれば完了です。
WordPressの設定のみでは、サイトのSSL化はまだできていません。
エックスサーバーのhtaccsessの編集が必要になります。
エックスサーバーでSSL化する方法は、以下の記事に掲載しているのでご覧ください。
ダッシュボード・更新
WordPressの「更新」では、本体・プラグイン・テーマ・翻訳ファイルを最新バージョンにアップデートできます。
持続可能なサイトをにするためには、新機能の追加やセキュリティ強化、不具合修正など定期的な更新が重要です。
WordPressバージョン自動更新の停止
WordPressは定期的にバージョンアップを行っており、メジャーアップデートでは、新機能追加やサイト高速化、セキュリティ強化など大幅な改修が行われます。
しかし、大幅な変更が加えられるため、使用しているテーマやプラグインなどの相性により不具合がでたり、最悪サイトにエラーが生じる可能性も少なくありません。
そこで、自動更新で不具合が起こるリスクを防ぐため、セキュリティや不具合修正のみのマイナーバージョンのみアップデートされるように変更しておきましょう。
- 1. 更新設定の画面を表示
-
ダッシュボードにある「更新」をクリックしてください。
- 2. メジャーアップデートの自動更新を停止
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「このサイトはWordPressの新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。」と表示されている場合はメジャーアップデートの自動更新がONになっている状態です。
「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」をクリックします。
「WordPressは今後、自動セキュリティおよびメンテンナンスリリースのみを受け取ります。」と表示されたら完了です。
WordPressのバージョンは「6.7.1」のように表記され、左から1・2番目がメジャーアップデート、3番目がマイナーアップデートです。
最新版にアップデートしたい場合は、バージョン〇.〇.〇-jaに更新をクリックすることで、最新バージョンに更新できます。

プラグイン・テーマ・翻訳のアップデート
基本的にプラグイン、テーマ、翻訳は最新バージョンにしておきましょう。
プラグイン・テーマ・翻訳を最新バージョンにアップデートすることで、メジャーアップデートへの対応、セキュリティ強化、不具合修正、新機能の追加や改善が可能になり、より安全で快適なサイト運営が維持できます。
- 更新設定の画面を表示
-
ダッシュボードにある「更新」をクリックしてください。
- プラグイン・テーマ・翻訳を更新
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対象のプラグインまたはテーマの左にあるボックスにを付けたら、プラグインまたはテーマを更新をクリックします。
更新画面に移動し、自動でアップデートが開始され、「〇〇の更新に成功しました。」「すべての更新が完了しました。」と表示されたら更新は完了です。
翻訳の更新は、主にWordPressやテーマの翻訳がメインで、翻訳を更新をクリックするだけで更新できます。
プラグインやテーマと同じように画面に「翻訳が正常に更新されました。」と表示されたら、更新完了です。
WordPressをインストールしたら、まずは初期設定を行おう
今回は、WordPressをインストールした後に行うべき最低限の初期設定について解説しました。
WordPressの初期設定を行わずにサイトを運用すると、セキュリティ上のリスクや表示崩れなど、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。
特に、サイトタイトルやキャッチフレーズの設定、サイトアイコンの設定、SSLの導入、さらにはプラグインやテーマの定期的な更新は、SEOおよびセキュリティ対策のために必ず実施すべき初期設定です。
これらの設定をしっかりと行って、快適かつ信頼性の高いサイトの運営を目指しましょう。
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